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噂の東京マガジン放映を受けて

 4月24日に放映されたTBS「噂の東京マガジン」で緑の洞門問題が紹介され、多くの方にこの問題を知って頂くことができました。現場にいても「テレビを見ました。頑張ってください!」と多くの励ましの声を頂いております。
 ただし、以下の2点について誤解を与えるような内容があり、その点について当ブログで補足をしておきたいと思います。

①トンネル技術協会の報告書にあった市側の「保存案」が当会の支持している保存案であると誤解されやすい内容だった。
→当会としても保存案であれば何でもいいと思っていません。景観と安全の双方が両立できる保存案でなければ意味がないと考えます。その点、市の「保存案」は安全のみで景観には配慮されていません。当会では既に何度もご報告しているように、独自の保存案を提案しています。

②明治期の横須賀線開通により、緑の洞門が掘られている岩塊(円覚寺の結界を成す尾根筋)が削られてしまっていると紹介された。
→これは市側も議会で同様の答弁をしており、当会としても大幅かどうかはともかく横須賀線の開通に伴い削られていると考えておりましたが、鶴見大学文化財学科の伊藤教授などの最新の研究により、ほぼ削られていないことが判明しました。従って、市側の答弁「岩塊が大幅に削られたことにより文化財としての価値は無いので、開削しても問題ない」という根拠が崩れてしまったことになります。

 また、ネット上の書込みを見てみると、番組を見て色々と感想を持たれた方が多いようで、誤解や事実誤認等が見られましたので、以下にいくつか挙げておきます。

・人命より岩が大切なのか
→そうは思いません。当会では以前から安全性を担保した保存を訴えています。

・熊本の地震のような地震が起きたらどうする
→最新の工法を使って補強し、保存すれば相当の地震にも耐えられると考えています。現在の市のプランでは、開削後にコンクリート等で法面補強をせず岩肌を露出させた高さ7mほどの切りっぱなし状態にするので、かえって大地震時などに崩落の危険性が高まると考えられます。

・崩れたら横須賀線も巻き込む可能性あるんじゃないの
→岩塊の土砂量や崩落のシュミレーションの結果、そのようなことは起こらないことが判明しています。

・歴史的価値がないから取り壊すことになったんでしょ
・80年前に掘ったトンネルに歴史的価値とかないのでは?

→当会では価値について2つの側面を考えています。1つめは洞門そのものというより、洞門が掘られている岩塊・尾根筋の歴史的価値。2つめは、洞門そのものやその地層、周辺の緑が織り成す古くから住民に親しまれた景観としての価値です。
 歴史的価値については、日本最大の考古学の学会である日本考古学協会から保存の要望書が出ており、さらに第一線で活躍されている考古学や歴史学の専門家有志からも保存を求める声明文が出されていることからもわかるとおり、学術的に歴史的価値が認められています。歴史的価値がないと言っているのは、専門家でもない行政職(市役所職員)です!

・一部がごねて(トンネルの)開通が遅れるとそれだけでイライラする
・反対運動している人たちがTVに出てるんだが、それで生活道路を1年以上閉鎖されてる現場の迷惑はどうなの?

→当会が運動を行なっているから洞門の閉鎖が長引いているのではありません。市が計画を修正したり、様々な法的手続きに不備があるため長引いているのです。当会会員にも洞門を利用していた人は沢山いますので、早く通行したい気持ちは同じであり、市に対して昨年から早期の閉鎖解除を求めています。

・あのトンネルの補強案で残す価値があるとなぜ思えるのか疑問
→当会も全く同じ思いです

・何を根拠に保存可能だと主張してるの?
→当会の提案している景観と安全に配慮した保存案は、土木工学、建築設計、樹木(植生)、考古学などの専門家やゼネコン、行政関係者など多くの方々に助言を頂き、作成しています。そのような助言から、保存が可能であると結論付けています。

・保存なら市の税金上がるでしょうな
→当会の提案している景観と安全に配慮した保存案は、開削工法よりも安価に施工することが可能です。開削工法では、すでに調査費だけで3千万円も使い、今後工事予算で8千万円使う予定です。また、工事期間が長引く可能性もあり、そうなればさらに予算が膨らむことも考えられます。こちらのほうがずっと税金の無駄づかいです。

・開削案に反対してる人は、よくわからん非地元民で、(洞門は)地元の子供が毎日通っているから本当の地元民なら開削する
→多くの地元住民(山ノ内在住)の方が応援してくださっていますし、当会会員にも地元住民が数多くいます。実際に洞門を通勤・通学に使っている方からも応援を頂いていますし、会員になっている方もいます。

・図書館は保存されて、トンネルは開削されるのおかしいっていうけど、図書館みたいに保存するために募金で金集めればいい。そもそも町内会は崩してよいと言っている。
→図書館の場合、募金で賄おうとしているのは保存費用の一部であり、全額寄付で保存しようというわけではありません。洞門も募金などで費用の一部は捻出できると考えており、実際に昨年の時点で市長に基金設立などを提案しています。
 また、町内会自体は崩していいとは言っていません。いいと言っているのは、町内会会員に諮ることもせずに独断で開削を決めた「北鎌倉駅裏トンネル安全対策協議会」です。同協議会では、本音では開削に慎重な参加者もいたのに、強引に押し切って決を採るなど不透明な議事進行が指摘されています。その余波もあってか、現時点で協議会参加の12町内会のうち、複数の町内会が開削に反対の意思を示しています。

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北鎌倉の史跡について学んでいます。また、身近にある景観の保護活動も行っています。
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